■貴州 苗族の村へ その三







9日目 凱里 昆明へ




この日は前日に凱里周辺の予定していた訪問を全て済ませていましたので午前中は凱里賓館で寝ていました。お昼は凱里賓館で素麺を出してもらいました。やっと食べられるようになりました。午後からはタクシーで汽車站へ向かい、バスの時刻表を撮影していました。榕江や黎平、そして西江にも直通バスが出ていました。

その後 黔東南CITSに行ってみましたらお昼だったせいか誰もいません。仕方がありませんので凱里賓館に戻り熊さんがやってくるのを待ちました。約束どうり2時に熊さんが現れ人民病院へ。今まで治療費用を払っていませんので清算をして保険の為の診断書を書いて貰う為です。清算に時間かかりそうですのですのでもう1本点滴をしてもらいました。こちらの点滴は手の甲に針を刺します。血管の場所はすぐ判って看護婦さんは楽のようですが針を抜いても2,3日その場所が痛みます。
肝心の治療費用は全てで140元という事で老外価格ではありませんでした。この金額ですと保険を請求しても\3,000以下ですので支払われません。先生にお詫びして保険の診断書は捨ててもらいました。お世話になった病院の方にお礼を言って人民病院をあとにしました。

そこから騰龍飯店へ。ここは凱里賓館からすぐのホテルですがここのレストランが凱里で一番高級なのだそうです。今まで 大した食事が取れませんのでしたので私も、熊さんも最後ぐらいはという事でやってきました。ここで何故か 北京ダックでした。各種料理もなかなかで貴州では美味しいものがほとんど無い経験の中では、大満足でした。

その足で凱里の火車站へ。凱里賓館から火車站はかなりの距離があり、タクシーでも30分近くかかりました。79次昆明行きの火車に乗りいよいよ貴州ともお別れです。
凱里の站はナトリウム灯で明るく照らされていました。本当にお世話になった熊さんとも別れ昆明に向かいます。苗族の熊さんのガイドは痒い所に手が届く、中国では珍しいガイドぶりで、今後もお願いしたいと思うのですが 貴州へ来ると又 お腹を壊しそうです。

20時19分 列車は定刻に凱里に入ってきて、私は硬臥の下段に向かいました。自分の席について見ると やはり凱里から乗車した病気の人を含めた3人ずれの一行がいて全て中段、上段でした。私が見かねて中段の席と交換しますと大変喜んでくれました。病気の男性はかなり重いようで下段以外は無理のようでした。その方の奥さんと昆明まで、筆談を交えて会話が続き、やはり心労でかなり疲労しているようでした。








10日目 昆明




朝 7時頃目が覚め列車はやはり雲南−貴州の境の山岳地帯を走っています。トンネルの数も多く走行距離の1/3はトンネルのようでした。
車内でインスタントラーメンを購入(5元)朝食です。列車は徐々に高度を下げ9時頃には水田のある平地まで降りてきます。30分遅れの午後1時過ぎに昆明到着、取りあえず宿を確保する為に茶花賓館へタクシーで移動、時間が早かったせいか部屋を確保、ついでにドミトリーの部屋を見せてもらいました。狭い部屋に7つものベットを入れて男女一緒というのはいろいろな意味で辛いものがあるように思います。やはり部屋はボロでも1部屋は欲しいものです。

その後 東風東路を歩いてホリディインにあるJASのオフィスへ。昆明から日本への片道チケットの価格を聞くためです。正規の価格があるのですが、里帰り価格というのがあってその価格でもOKという事でした。大体5千−6千元程度という事でした。

夕食はいつもの真池路のイ愛イ尼山庄へ。時間が早かったせいかまだ開店まで時間がありましたが店の裏に行きますと、いつもの小姐に会う事が出来、夕食は全て彼女に面倒を見てもらいました。感謝。ここの営業時間は午後0−2時、午後5−8時です。
彼女は丁度 次の日がお休みという事で二人で雲南民族村へ行く事を約束して茶花賓館へ戻りました。








11日目 昆明から日本へ




あまり天気が良くない中、茶花賓館よりタクシーでイ愛イ尼山庄へ。いつもの小姐はまだ起きたばかりのようで洗顔をしていました。私のザック類を彼女のベットに置いてタクシーで雲南民族村へ移動、約3.5Kmありました。
雲南民族村は毎朝8時50分に入口のステージで各少数民族の人々が集まって踊りがあります。この日もこのステージがあり、これを見てから入場です。 一緒のイ愛イ尼の小姐は民族村は2度目のようですが私が訪れる場所は初めてのようで随分と喜んでいました。結局 いつものコースとなって 摩梭の家、納西古楽、白族三道茶でした。その後、ハニ族、ドアン族を廻って時にはもうお昼近くで急いで民族村近くで昼食をとり愛尼山庄へ戻りました。そこからザックを担いで飛行場へ。
その後 何事も無く日本へ帰国、JASの飛行機で機内食と日本のビールを飲む度にやはり日本はイイナアーと思ってしまいます。特に今回はいつもより強く感じました。


旅行費用
 飛行機+ビザ \70,000
 鉄道 硬臥X3 400元
 黔東南CITS  6200元  (温泉村と大塘村の踊り込み 400元X2)
 昆明 茶花賓館、タクシー、民族村等 300元
 その他 1000元
 写真4ヶ所送付、VCD送付






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