中国旅行と旅行社


◆(株)キャラバントラベル 徳天説明会          (修正2000-09-20)


  キャラバントラベルのツアー説明会に行ってきました。
このツアーは広西チワン族自治区のベトナムとの国境にある「徳天」瀑布へツアーが始まります。この瀑布は国境にあり巾広の瀑布の真ん中辺りに国境があります。
瀑布自体はあまり魅力的ではありませんがここの近くの靖西県にある農村、「鵝泉」と「旧州」の風景は素晴らしいものがありそうです。社長の王さんの撮られた写真を拝見しましたが 段々と行きたくなってきました。
広い中国ですから 人気になっていなくても素晴らしい地方が沢山眠っているのが中国です。キャラバントラベルではこの知られていないこのツアーを「山水画廊」という事で売っていくようです。



   104-0061 東京都中央区3丁目−11−13 松本銀座ビル4階
         (株)キャラバントラベル
          03-3543-4141  FAX 03-3543-4198

  キャラバントラベルは1999年12月の貴州省の長角苗族へのツアーに参加しその高いサービスの質を感じました。この会社は利用されたからお聞きしましたら、この会社は元ワールド航空にいた現社長の王さんが独立して始めた会社だそうです。小さい会社なせいか 丁度行きたい所の企画があるというタイミングの良い会社です。
また 先年、家族がキャラバントラベルで山東省の春節のツアーに出かけました。満足出来る内容だったそうです。

ここは会員制度があって2万円(終身)で催行人数に達しなくても 日本側添乗員の代わりに中国側スルーガイドが付いて同額程度で催行してくれるそうです。大変魅力的な制度です。


2000年9月15日にお邪魔しました。
その時の写真です
(新 オフィス)


●−−−−−−私のスタンスについて−−−−−−●


 私とキャラバントラベルは特別な関係は一切ございません。私がキャラバントラベルの新コースを紹介しているのは、マニアックなコース、添乗員の質の高さ、旅行の満足度のどれを取っても満足の出来る内容だからです。トラブルが起きて当たり前の中国旅行、不愉快な面を内在する中国でお勧め出来る旅行会社だと思って紹介しております。

 先日 12月に貴州省の長角苗族のツアーに初めて私自身参加していろいろな意味で質の高さを実感してきました。家族も以前参加して高い評価をしています。またパンフレットから質の高さを感じます。パンフレットを毎月送ってもらっていますが毎月楽しみにしています。特に未開放地域から開放地域になり日本人が入境できる地域に真っ先にパックツアーを催行するのには感心します。もうお気づきの方がいると思いますが私の行き先がこのツアーのコースとなんとなく重複しています。

 ただこの会社の価格は高い それに尽きます。もう少し安ければといつも感じます。余計な事を書けば、この価格ですと大概一人でガイドと車をチャーターしても同じくらいの価格で行く事が可能です。2人ですと個人で行った方が安い金額です。ただしこのツアーの質は望べくもありません。中国旅行で本当に素晴らしい体験をするには辺境の村、少数民族の村で村を挙げての歓迎があれば極めて素晴らしい体験になると思いますが個人で行くだけでは無理です。しかしキャラバントラベルでは予め下調べがありますからその時に現地と「関係」を持ち 特別な体験が可能かもしれません。もしこの体験が出来れば どんなに中国旅行の困難さがあっても全てを帳消しにするものとなるでしょう。そういう体験が期待出来る会社だと思います。

 中国語が出来ない、中国に「関係」が無い、でも田舎や少数民族の住む地方で素晴らしい体験をしたい、そういった私のような人間にとって期待の出来る旅行会社だと思います
尚 この会社の保証上限は7,160万円だそうです


◆パック旅行の中国側旅行社のガイドが働かないワケ    (2000-07-10)


 パック旅行に参加してまず驚く事は日本の添乗員に較べ中国側のガイドが異常に仕事をしないというケースにぶつかる事があり、中国人は仕事をしないのが普通であるかの印象をかなり持っている方がいるかもしれません。
普通に考えると中国側のガイドの方が仕事量は多いのが本当であると思うのですが上記のようなガイドに出くわしてしまうと中国人に対する悪いイメージを旅行者が持つという事になり私自身もそういったケースを何度も体験しそういった先入観を持つようになりました。

 しかしながら何度かパック旅行を体験して「仕事をしない理由」というのがやっと判明したように思います。ただここに書く理由も理由であると思いますが全てがこういった理由でないのかもしれません。

 この働かない理由というのが、中国側旅行社が自社の社員を使わず社外から日本語の出来る人間を契約で自社のガイドとして旅行に添乗させているのですがその契約の条件が日本では考えられないような条件で、この社外の人間が添乗をする為には、日本の旅行参加者の人数に比例して、添乗しようとする中国人が会社に金銭を支払うという事です。(当然 労働に対する給料はありません、労働をして添乗する側が中国の旅行会社に支払うのです。)当初この話を聞いた時には信じられなかったのですが、別のルートからもこの実態を聞きましたら、やはり存在するようで中国でも問題になっているそうです。

この添乗員が旅行会社に支払う額は日本人一人当たり20元ぐらいという事です。何故金銭を支払っても添乗するかといえば 日本人からのチップ、日本人が中国に到着した時にバスの中で両替をしてその円をヤミ両替をして利益を得たり、お土産物屋からのリベートなどで穴埋め、利益を得るという事のようです。

 こういったツアーにたまたま参加する事になってしまうと自腹で参加しているガイドがまともに働くわけがありません。最低限の仕事をしてツアーを終わらせようとします。あまりにも酷い場合は日本のガイドが宿泊施設で夜間 何時間もこってり中国側ガイドの油を絞るという事になりますが(しなければ今度は日本側ガイドが自分の会社から叱責を受けます)しかし 実際には数時間ぐらいホテルの部屋で油を絞ってもあまり効き目は感じられません。
実際にこのようなケースのツアーを体験しているのですが こういった世界を見てしまうと日本的な人と人との配慮、思いやりなど全く意味の無い世界もあるのだと感じます。
今までの経験では **旅行社の**さんはお勧め出来ますという人に出くわしたのは未だに片手にも満たない現状もあり、大雑把に言って旅行業に限っては中国人が日本人より働かない傾向というのは一般論としてあると思います。
 中国のパック旅行に参加するという事はこういったケースが 中国側旅行社と日本の旅行社の間で常に起こっていると思って参加するとツアーの本当の姿が見えてくると思います。しかしそんな視点で旅行に参加すると、旅行の楽しさが半減してしまいますが実態がそうなのですから仕方がありません。
こういった実態はツアー参加者にとって不愉快な事ですので、こういった事が予め起こらないように実際の中国側ガイドはその中国側旅行社の管理職である事を条件にしているキャラバントラベルのような会社もあります。
キャラバントラベルのこういった企業努力はなかなかツアー参加者には見えて来ないのですが、企業としてこのような問題のあるガイドが添乗をしないように配慮している日本側の旅行社は極めて少ないように思います。そうではない一般的なケースでは日本側添乗員が中国側と交渉(実態は交渉などという次元ではありません)する事になります。しかしこの場合でもなかなか日本側の思ったようにはならないようです。

 上記のような問題は 例えば、北京、上海、西安などのおきまりコースでしかも大手の日本側旅行社が催行するようなコースではあまり問題として起きてこないようです。やはり小さな日本の旅行社がマイナーなコースを催行すると起きやすいケースと言えます。
ただ こういった恵まれない契約で参加される中国側ガイドであっても熱意を持ってガイドの仕事をされる方にも会いましたので 最後は金銭ではないのかもしれません。しかし残念ながら働かないガイドが多いのも現実です。


◆キャラバントラベルの社長と元JTBの北京駐在代表の本 (2000-07-23)

 先日 近所の図書館から元JTB北京駐在代表の鈴木勝さんという人が書かれた「中国人とつきあう法」という本を家族が借りてきました。この本は対中国の旅行業者から見た中国人について書かれているわけですがこの中に北京出身で日本在住10年の王さんとう旅行業の方が出てきます。この方は少しでも快適な中国旅行を目指して頑張っていると書かれています。(お客様満足度の向上)そしてこの王さんの姿勢に対して中国側旅行社の担当者の感情はすこぶる悪く「中国人のくせに、日本人みたいにして・・・・」と言われているのだそうです。

たしか キャラバントラベルの社長も王さんといったような・・・・・
はっきりしませんが なんだかぴったりのような気がします。


◆キャラバントラベル 雲南 怒江沿いの少数民族 福貢、貢山 (1998-11-26)
                            (修正 1999-11-11)

  去年日本で初めての怒江へのパックツアーが同社で催行されましたが今年も募集が始まりました。
  価格的にかなり高いのですが参考にして下さい。このコースは私自身も行きたいと思い昆明の国際旅行社の何社かに見積もりを貰ってありますのがこの価格よりかなり安い価格が出ています。詳細はメイルでお問い合わせ下さい。(同行して下さる方も歓迎します)
  貢山から独龍江までの独龍江公路が9月に完成したようですので手配して行けば車で独龍江までも行けるかもしれません。今回のツアーには独龍江には行きません(旅行人−メコンの国改訂版参照)


 1日目 成田から上海泊  2日目 昆明へ 昆明民族博物館見学後、飛行機で大理へ 大理泊
 3日目 大理の喜州・藍染、大理古城観光 大理泊
 4日目 大理よりバスで六庫へ 六庫泊  5日目 六庫から 老母登村を経て貢山 貢山泊 250Km
 6日目 貢山から  丙中洛往復 怒江第一湾 怒族訪問 貢山泊
 7日目 イ栗ィ栗族訪問 福貢泊
 8日目 福貢から六庫へ 六庫散策 六庫泊
 9日目 バスにて大理へ 大理泊
10日目 飛行機で大理から昆明へ、更に上海へ 上海泊
11日目 上海から成田へ

 このコースは同社の社員が現地踏査を実際にしたそうです。催行日は
  1/29-2/8  \293,000
  3/11-3/21 \299,000


◆キャラバントラベル 新コース
                             (1999-10-05)

  いつも中国の魅力的なコースを作っているキャラバントラベルから新しいコースの発表がありました。以下、2つだけ紹介します。

  ●−福建、広東、客家風情を訪ねて7日間−●

 主に福建省の客家土楼を訪ねるコースで社長の王さんが下見をしてきたようです。参観する土楼は

 広東省梅県イ龍屋土楼、福建省永定振成楼、永定福裕楼、永定如升楼、永定承敬(うるるん滞在記で紹介)楼、章州田螺坑楼、章州懐遠楼、章州和貴楼、

の土楼の全てを回るそうです。(章はサンズイ付きです 2水にありませんでした)
特に 章州田螺楼は 方形の土楼の周りに円楼が4つ隣り合っている土楼で写真が出ていますが 壮観です。


 1日目

成田発−上海−広州泊

 2日目

広州−バスにて河源泊

 3日目

バスにて梅県泊

 4日目

バスにて永定へ、龍岩泊

 5日目

竜岩近くの土楼へ 同泊

 6日目

バスにて章州 土楼見学、同泊

 7日目

章州−廈門−上海−成田


日程

旅行代金

11/14-11/20
11/28-12/4
12/12-12/18

¥234,000

12/26-1/2

¥252,000

1/9-1/15
1/23-1/29
2/13-2/19
2/27-3/4

¥234,000-5,000

3/19-3/25

¥234,000



●−桂林の裏側と陽朔滞在の旅 7日間−●

 景色は素晴らしいがいろいろなトラブルが起こりやすい桂林・漓江観光です。
パック旅行では行かない、興坪も含めたバックパッカーが行く漓江の裏側をパックツアーで巡る旅です。パックパッカーの方にもお勧めのコースです。
しかし 価格が高い! それに尽きます。でも魅力的なコースです。老後には是非行ってみたいと思います。王社長御推薦のコースです。


 1日目

成田発−上海−桂林泊

 2日目

桂林−漓江下り 陽朔泊

 3日目

陽朔 朝徒歩で写真撮影
チャーター船で副利往復 陽朔泊

 4日目

陽朔 高田見学-往復
遇龍河散策 陽朔泊

 5日目

バスで興坪へ チャーター船で九画馬山付近へ
漓江の漁村見学、船で陽朔へ 同泊

 6日目

陽朔からバスにて草坪へ、夕刻桂林へ、同泊

 7日目

桂林−上海−成田


日程

旅行代金

11/7-11/13
11/21-11/27
12/12-12/18

¥219,000

12/26-1/2

¥239,000

1/2-1/8
1/16-1/22

¥229,000-5,000

2/6-2/12
2/20-2/26
3/12-3/18

¥219,000

3/26-4/1

¥229,000

一月二月出発は\5,000引き


◆長角苗族へ キャラバントラベル              (1999-08-04)
                            修正(1999-12-20)


先日 TBSの「世界不思議発見」で紹介された日本から貴州省の長角苗族へのパックツアーが出来ました。やはりキャラバントラベルが一番最初でした。以下に日程です。
12月は催行され私自身が参加しました。来年の3月も催行が決まったようです。

 1日目

成田発−上海泊

 2日目

上海−南寧 伊嶺岩鍾乳洞 南寧泊

 3日目

軟臥にて貴州省興義へ 興義泊

 4日目

興義 馬嶺河渓谷、万峰林、黒苗族村 興義泊

 5日目

黄果樹瀑布 黄果樹泊

 6日目

六枝 瓦(缶エ)村 歪櫛苗族 歓迎式 六枝泊 

 7日目

六枝梭戛郷 長角苗族 六枝泊

 8日目

案順蔡官屯 地劇見学 貴陽泊

 9日目

上海へ 上海博物館 上海泊

10日目

成田へ


日程

旅行代金

11/12−11/21

¥267,000

12/8−12/17

¥263,000

3/15−3/24

¥272,000



◆キャラバントラベル JAS新路線対応コース発表      (1998-12-31)

 JASが中国への新路線を申請したばかりですが早速キャラバントラベルからその新路線対応の新コースが発表になりました。ほとんどが成田−西安線対応のシルクロード関係のコースですが 成田−広州−昆明対応の新コースが一つだけあります。
全て 1回だけの催行でしかも全て日時も一緒です。ですから全部が催行されるとはとても思えません。

4/5−4/12 8日間 \238,000
 成田−広州−昆明−石林−羅平−魯布格三峡(プイ族)−貴州省,興義−万峰嶺(苗族)−馬嶺河峡谷−(プイ族)−黄果樹瀑布−竜宮−安順,文廟−(苗族)−貴陽−広州−成田

 西安方面では
  黄土高原10大石窟 10日間
  城郭都市・平遥と司馬遷の故郷・韓城 12日間
  敦煌・莫高窟・寿昌城と古都西安の旅 8日間
  こだわりの古都西安滞在の旅 5日間
  三国志・諸葛孔明北伐の古蜀険道を行く 10日間

 成田−広州線では
  虎門・黄甫軍校と潮州古民居の旅 8日



◆キャラバントラベル ベトナムから雲南 金平−元陽−建水−通海−昆明
  新コース発表                       (1998-12-31)

 以前から念願だった 雲南省 南東部の昆河鉄道沿いのコースです。この辺りも少数民族街道のようですので充分 堪能出来ると思います。又 元陽はアジア最大の棚田がありここで1日「写真撮影の為の時間をたっぷりお取りしてあります」とのことです。
ただベトナムが入っているせいか価格が・・・・

催行日  2/27-3/9 3/14-3/24 11日間  \349,000

 1日目 ハノイへ
 2日目 ハロンへ
 3日目 ハロン湾クルーズ  ハノイへ
 4日目 市内観光 夜 国境の老街へ寝台列車で
 5日目 朝 老街へ到着 出入国  金平へ
 6日目 金平から元陽へ
 7日目 元陽 近郊観光 棚田他
 8日目 元陽から建水へ イ族
 9日目 建水観光 燕子洞他
10日目 建水−通海−昆明
11日目 昆明−香港−成田


◆キャラバントラベル 「5年目のお約束」          (1998-12-31)


 毎月送られてくる「きゃらばんかわら版」の新年号に以下のようなお約束が書かれていました。これが実行されれば快適でない中国旅行もある程度快適になるかもしれません。

お約束1
 当面 1ケ月当たりの出発ツアーを限定し6ツアーまでとする。
  (各ツアーを完璧に仕上げるために限定するという事のようです。)

お約束2
 1グループの参加人数を10名から15名に限定する
  (これはとても嬉しい事です 芋洗いでないパックツアー)

お約束3
 33人乗りのバスを用意して一人2座席を確保、但し道路が狭い場合は除き、必ずその事はパンフレットに明記する。又窓ガラスが遮光フィルムを使用したバスは使用せず、添乗員は必ず窓ガラスの清掃をします。
  (窓ガラスの清掃は感激です)

お約束4
 「弊社を初めて利用の方は旅行代金の15%の後払いの実施」
  (変更補償金分だそうで それだけ自信があるのでしょう)

お約束5
 「現地事情に詳しい正社員添乗員がご同行します」
  (正社員の添乗回数は20回から90回程度のようです)

 これだけ本当に実施されれば価格の高さもある程度納得出来ます。


◆中国のビザ 東京の中国大使館が個人申請のビザ発給を停止 (98/02/12)

 今まで東京の大使館では個人の招聘状無しでの観光ビザの発給をしていたのですが 今月から個人での申請は出来なくなったようです。
又 1年のマルチビザは全て発給しないようになったそうです。個人の場合は代理店を通して申請−受領という事のようです


◆JATA(ジャタ)  旅行会社とのトラブル相談  (1997-11-30)

 パック旅行の業者との個別トラブルに対応する窓口です。この組織は旅行会社からの出資で運営されているようです。
 電話相談 03-3592-1271 FAX 03-3592-1266

旅行会社からの出資ですからどちらかというと旅行会社よりの判断をするケースがありますのであまり期待出来ないかもしれません
「地球の旅」が倒産してしまいましたが 支払ったお金を一部返還してくれる?のもここです。


◆旅行業公正取引協議会                (1997-11-30)

 こちらは旅行会社が社会的な意味で適正な取引(宣伝)をしているかという事を扱う組織です。 ですから個別な旅行中のトラブルはあまり扱わないようです。こちらも旅行会社の出資で運営されています。
 電話 03-3592-1641 FAX 03-3592-1644



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