■雲南 イ泰洒の町へ 新平県戛洒鎮
(3回目) その四







7日目 九郷へ




中国旅行中は毎朝6時のCCTVの朝のニュースを見る事が多いのですがこのニュースの後に中国を賛美する曲を有名な歌手?が唄っている番組があります。これが曲も良ければ、バックの映像も素晴らしく、この日は長江の賛歌でした。テレビの前にビデオカメラをセットして撮影、こんな事が何度目でしょうか?

朝7時に弟さんがTさんの年代ものの北京ジープでホテルに迎えに来ました。今日は九郷へ向かいます。昆明のお決まり観光コースは昆明東部の石林ですが、もう行き飽きたので昆明近くの観光地を探した所、石林へ行く道路の途中から北へ向かうと国家級の観光地の九郷に着きます。石林と同列の国家級の観光地ですが外国人はほとんど行かないようです。
昆明から石林への道路を1時間ほど進むと宜良です。ここの立体交差を左に曲がると九郷への道路となり、山間いの道路を1時間と少しで九郷へ到着します。観光用の車は往復で10台ぐらいしか見ませんでしたので国家級の観光地としては寂しい限りです。

九郷の駐車場に車を停め、入口のゲートをくぐり、峡谷の下へ階段を降りていきます。(30元)木々の間から水の流れるゴーゴーという音が聞こえてきます。峡谷の下に到着するとその川が見えてきますが川幅の割には水量が多くその水が洞窟の中に流れていきます。



九郷(神田)





九郷





九郷




洞窟の中は中国によくある鍾乳洞がありそれほどの規模ではありませんが、上手くコンパクトにまとまっていました。また流れ込んだ水が洞窟の中で滝のようになっていて洞窟の中では見応えがありました。中国のいくつかの鍾乳洞の中では見所がコンパクトにまとまっていて年配の人で体力の無い人でも楽しめる所だと思います。ただ石林と較べてしまうと ちよっと見劣りはしてしまいますので石林に飽きた人にお勧めいたします。

1時間半ほど洞内を歩いて出口へ出ます。入口よりかなり下がった位置なのでリフトで 入口に戻ります(15元)



リフト




実際には九郷はもっと広く いろいろ見所もあるようですが気力も無く終了です。
帰りは宜良まで戻り、道路沿いの飯店で昼食です。やはりこういった道路沿いのお店は市内の小飯店よりは高いようで、2人で60元ぐらいだったようです。



米酒




午後1時頃 昆明市内に戻り、忘れていた火車の時刻表を購入、その後 近日公園まで送ってもらって弟さんと別れました。百貨大楼では、鳳凰ブランドの一眼レフを見ていましたら、今年の1999年特別モデルが28-80ミリのレンズを付けて1099元という事でつい購入してしまいました。他のモデルでしたら2000元ぐらいしていたのでつい・・・
これがカメラの色が変な色でしかも露出計はついていますが自動の付くものは一切なく1枚撮影するのに10秒ぐらい掛かります。鳳凰の他のモデルも全て全手動ですので仕方がありません。鳳凰(フエニックス)のレンズマウントはPENTAXですのでKマウントのレンズをお持ちの方はボディだけでも売っていますので使えます
広西チワン族自治区の柳州でやはり一眼レフを購入してホテルに戻ったら壊れていたという苦い経験がありますので 百貨大楼を出ましたに早速フィルムを入れて撮影してみました。(今回は正解で綺麗に撮れていました。)

タクシーでホテルへ。ホテルではトイレが壊れて小姐を呼んで修理を依頼、昆明のホテルでもお尻を拭いた紙を便器に捨ててはいけません。!
この日の夕食は弟さんとTさんの旅行社の経理の秘書(若いアンチャンです)と3人で9月に言った雲南大学近くの全聚徳の昆明支店へ行くことになっています。取りあえず弟さんと二人で全聚徳へ行きますと秘書のTさん(同じ姓なのです)が自転車に乗ってやってきました。9月に較べてお客さんも半分ぐらいでやはり花博の影響は大きいようです。
北京ダックは1羽80元程度 その他込み,3人で110元程度でしたから思っていたよりずっと安く、初めてダックを食べきれずに残してしまいました。満腹

一路 ホテルへ






8日目 帰国です




もう 8日目にして帰国です。短い期間でしたので体調も壊れず、まだ元気もあります。朝6時半にチェックアウトし、昆明火車站行きのバスに乗り取りあえず火車駅前のバス站の時刻調べをします。まず中北汽車站です。ここは火車站を見て、左側の小さなバス站です。あまり本数もありませんがビデオカメラで撮影。ここは石林や九郷へ行く乗合バスが出ています。
次は火車站を見て右側の一番大きな汽車駅です。ここは入口はあまり大きく無いのですが奥の方は多くのバスが発着しています。また雲南各地に高速バスが出ていて多くの日本人が使っているのではないでしょうか?
ここの入口の近くには大形バス+高速道路の時刻表が表示されていて雲南の魅力的な行き先があります。奥の方の一般のバスは大形の電光表示で時刻、料金、車種、3日間の残席数か表示されていて 本数も多いので全てを表示するのに10分ほど掛かるようです。ここでこの電光表示をビデオカメラで大体撮影しました。雲南各地や、広西チワン族自治区、貴州省、四川省などにも便があります。この玉渓も含めて3ケ所のバスの時刻は「昆明、凱里バス時刻表」で掲載していますのでご覧下さい。

44番のバスで民族村へ向かいます。丁度 小公共汽車が来ましたのでこれに乗り民族村に8時半着、ここで民族村の前の小飯店で朝食、おかゆと小龍包です。ここは民族村で働いている小姐が食べにきますのでなかなか面白い所です。丁度食べ終わった8:50に民族村の方から何やら賑やかな曲が流れて来ます。早速行ってみると 入口の野外ステージに各少数民族の小姐(男性も少しはいたようですが)が全員で踊っていました。もう夢中でビデオカメラを回してしまいました。それほどの踊りではないのですが雲南25少数民族が一堂にして踊るのを見るというのは初めての経験で、やはり雲南は素晴らしいと素直に感じます。



雲南民族村入口 08:50
















10分ほど踊っていましたが中には緑色の特徴的な衣服を着た、顔見知りの摩梭人の姿もあります。向こうも私に気が付き手を振ってくれます。その後 摩梭の家へ。1時間ほど 摩梭人の所いたのですが時間が早かったせいか皆さん元気がなく、こちらも時間がありませんので納西族の所へ、ここの茶館は納西古楽を聞かせてくれるので休憩



摩梭之家





納西族



その後 哈尼寨に寄りますとCCTVのクルーが来ていて哈尼族の小姐を哈尼寨前のお茶畑で撮影していたいました。



哈尼寨前のCCTVのクルー





草笛を吹く哈尼族小姐




12時半に民族村に弟さんのジープがやってきて昆明の飛行場へ 30分間で到着です。この時に高速道路を使ったのですが昆明火車站の南西側にとても大きなバス站があり、大形バスが100台ぐらい停まっていました。バス站なのか駐車場かよく判らないのですが帰国後昆明の地図を見ても小さなバス站しか出ていません。??
(このバス站が戛洒の近くを通る寝台バスの発着する南(土貝)金湾停車場のようです)

飛行場についたのですが国際線の出発の場所が良くわかりません。入口が建物の中の更にドアがあってその内側なのですが広州の国際線と同じで決まった時間しかそのドアが開かず、早く着いても中には入れません。2時間前、以前についても意味が無いようです。


昆明機場




仕方がありませんので うろうろしていましたら2階の本屋でVCDの中に「花腰イ泰風情」というのがあり帰国後みましたら これが戛洒と漠沙のVCDでした。皮肉なもので戛洒と漠沙では売っていません。観光地でない戛洒と漠沙がこうしてVCDで見られるとは思ってもみませんでした。
このVCDの中で 花腰イ泰族でも戛洒のイ泰族は「イ泰洒」と呼ばれていて、漠沙のイ族は「イ泰雅」と呼ばれている事がわかりました。

しばらくしているとJASの関空行きで日本へ帰国する人々がやってきて、国際線の入口のドアも開き中に入る事が出来ました。やはり帰国されるほとんどの人がパック旅行のお客さんで昆明・大理・麗江へ行かれた方が大部分です。



国際線カウンター




定刻よりも十分も早くJASの関空行きは離陸し日本語ばかりの機内で無事関空に到着です。


関空行きの機内




羽田便に乗り換え午後11時過ぎに羽田に到着、東京モノレール、JRと乗り換え午前2時に自宅へ。




費用は 羽田から昆明まで往復\72,000+ビザ代
    昆明−戛洒−昆明が500元、昆明2泊のホテル代が400元
    昆明の旅行社に500元
     (この500元の内訳は6日目の昆明の車代、7日目の北京ダック以外の全て、8日目の民族村から空港までの車代です。)

一人で公共汽車で行った戛洒は思ったほど大変でなく充分自力で行ける事を確認しました。費用も旅行社を使うより数分の一になり、しかも自分の思った日程で移動出来ます。昆明の旅行社のTさんの問題がますますはっきりしましたので以後 極力自力で行く事にしました。




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