■雲南 イ泰洒の町へ 新平県戛洒鎮
(3回目) その一







1日目 昆明、玉渓へ



今回は、日本エアシステムで羽田−関空−昆明線を初めて乗る事になりました。今回チケットはマップインターナショナルで往復\72,000で2次ビザもお願いしました。
自宅を真っ暗な朝の3時半に車で出て途中JRに乗り換え6時少し前に羽田空港に到着です。羽田−関空線は飲み物しか出ませんのでセブンイレブンで朝食を買って羽田の待合い室で食べました。羽田−関空線は日曜日のせいかほとんど満席で定刻に関空に到着です。ここから昆明便に乗り換えですが1時間しか時間がありませんので心配していましたが30分ほどで搭乗ゲートに到着してホットしました。
9:55分の定刻に関空を立ち、予定より少し早い2時頃に昆明空港に到着でした。機内は6割ほどの乗客でかなり空いていました。この路線も無くなってしまうのかと多少心配はあるのですがどうなのでしょう。いつものように良いサービスと良い食事です、中国線では一番良いキャリアーだと思うのですが?

何事も無くスムーズに入国手続きも済み、2時半には空港ビルから出て、目の前の中国銀行へ行きT/Cを両替しに行きました。しかしここでT/Cの2つ必要なサインを2つ共その場で書いてしまったのを見られてしまい、何としても両替してくれません。しかた無くドルのキャシュで両替となりました。パスポートや購入時のレシートを出しても駄目でした。以後、両替が出来ない場所へ行くのでどうしても両替の必要がありました。

その後空港ビルの近くに停車しているタクシーで玉渓への高速バスの站(昆明汽車客運站)に向かう予定でしたので火車站まで20元という事で乗りました。メーターは倒しません。中には30元と言う運転手もいてどうもここでタクシーを拾うのは芳しく無いようです。
途中タクシーの中で玉渓にバスで行くと私が言いましたらタクシーは火車站へ向かわず勝手に昆明市の東側に向かい始めました。中国語は簡単な単語ぐらいしかできませんので何故そちらに向かっているのかかなりきつい調子で言いましたら、バス站の時刻表を出してきてそこには玉渓市への高速バスの時間が書いてありましので まあそれで行って見る事にしました。(20元で遠くまで行くワケがありませんし)
後で判った事ですが玉渓への高速バスは火車站とこれから行く、官渡広場近くのバス站の2つのバス站から出ている事が判りました。官渡広場近くのバス站の方が玉渓に近い、空港からも近いのでした。それで親切にそちらへ回ってくれたのでしたが言葉が良くわかりませんので 一瞬冷や汗が出ました。降りる時にはお詫びを言って下車。

このバス站は民航路にあり、官渡広場から2,300メートル南側になります。雲南旅游客運中心という名前であまり大きなバス站ではありません。駐車場は大形バスが10台ほど停まると一杯です。曲靖、玉渓、麗江、大理などへの大形バスの便があり特に、玉渓と曲靖への便が多いようです。ここで15:30発、玉渓行きのバスに乗車(30元)



雲南旅游客運中心





バスの内部




バスは韓国の大宇の大形バスで昆玉公路を100Kmぐらいの速度で快適に玉渓へ、車内ではVCDが掛かっていたり、鉱泉水、ゴミ袋、記念品が配られ、一般車が16元ですから高いだけの事はあります。バスは1時間半ほど、午後5時に玉渓の汽車中心站に到着、このバス站は地球の歩き方には出ていませんが大きなものです。出来ればこのまま、新平県城へ向かおうと思ったのですが 今日は無いとの事で明日の朝6:40発、大紅山行きのチケットを購入(30元)結局60元で昆明から戛洒まで行く事が出来るわけです。



玉渓汽車中心站





玉渓汽車中心站正面




さて宿を探さなくてはなりません。今まで自分で宿を探した事が一度も無いのですが花博も終わり宿が無いという事は考えられませんので バス站に一番近い雲渓賓館に入って行きました。部屋はすぐにあるとの事でしたが、押金の額を私が理解出来なく、小姐が困っていましたが結局 1晩80元、押金100元という事で2人部屋を確保しました。安いなと思ったのですがお湯が無く風呂無しでした。

町に出て夕食です。なかなか適当な所がありませんでしたがやっと過橋米線のお店を見つけ20元のものを頼んでみました。暫くして出てきたものは具の小皿が16皿、そしてスープが入ったドンブリが猛烈に沸騰して出てきました。しかし16皿もある具を入れていきますとさすがにキチンと煮えるか心配になってきます。味の方は残念ながらスープの方が今一歩で馬馬虎虎でした。やはり過橋米線は蒙自です。



過橋米線




夕食後 玉渓の町を歩いてみましたが思っていたよりずっと大きな町で商店街がずっと続いています。途中の電話局で戛洒の招待所の小姐に明日到着の電話をいれました。
再度 汽車中心站へ出向き、玉渓のバスの出発時刻を調べました。時刻表をビデオカメラで撮影すれば一番良いのですが真っ暗に近く仕方なくカメラのストロボを使って撮影です。


玉渓








2日目 戛洒へ






大紅山行きマイクロバス




雲渓賓館を5時半にチェックアウト、トラブルも無くキチンと20元が戻ってきました。まだ街は真っ暗で汽車中心站へ、ここで大紅山行きのマイクロバスが待っていました。このマイクロバスですが長距離運転するせいか他の車体より新しいもので、乗り心地もよく幾分 他のバスより速いようでした。定刻6:40に出発です。10人ほどの客を乗せ右手に完成間近な玉元公路を見ながら暗い町並みが過ぎていきます。バスのお客は好きな所で乗ったり降りたりでなかなか満員にはなりません。外が明るくなった8時頃、峨山を過ぎます。


化念近く




初めて郊外を走る公共汽車に乗りましたが特に変わった事も無く4度目の風景も見慣れたものでした。峨山と大開門までの間には大きな山脈が有りこれを越えていきます。大開門近くになるとバスの中は満員です。私の大きなザックは棚に入りきらず通路で邪魔になっていますが中国では荷物が多いのは普通ですから没問題です。



車内




玉渓から元江までの高速道路ですが9月の時より完成度が上がっているようで もうすぐアスファルトを施工すると思われます。現在玉渓から大開門まで2時間半ですが半分ぐらいにはなると思います。また大開門から新平県城までも道路を作っていますがこちらはほとんど進捗がありません。いつになったら出来るのでしょう。

大開門から新平県城までは約2時間、午前11時頃到着です。ここで50分昼食時間という事で全員一端下車です。私は県城の公安へ行き、「住宿登記」をしなくてはなりません。公安に行きましたら、2人の公安がいて簡単に手続きも済みこれで安心して戛洒でのんびりすることが出来ます。



新平県城の公安




住宿登記は外国人が宿泊する大都市のホテル等ではそのホテルがしていますが、田舎の戛洒のような場所では自力でする必要があります。条例では72時間以上一カ所に滞在する場合最寄りの派出所でする事になっています。戛洒も派出所があるので本来なら戛洒でも住宿登記は可能だとは思うのですが県城で済むのであればその方が良いと思いました。
公安から歩いて、別の公共汽車の站へ行きそこのバスの出発時刻を調べ、もう1ケ所あるというバス站を探したのですが時間切れでバスに戻りました。



新平汽車站




中国旅行では予定どおりにスムーズに物事が進む事の方が珍しいわけでバスは時間になっても出発しません。右側前輪がパンクです。この修理で1時間かかり午後1時過ぎにやっと戛洒へ向けて出発です。ほとんど満員のバスは元江へ向かって下っていきます。


パンク




しかし1時間遅れは遅れの内に入らないらしく、元江近くの道路脇のサトウキビが売っている場所に運転手はバスを止めてサトウキビを物色しています。これで15分・・・・



もうすぐ戛洒




バスはやっと午後2時半、戛洒の町へ到着、戛洒は稲作が終わり青々とした田はありませんでした。バスから降りるとT1さんが待っていてくれ感激です。早速彼女の家へ行って一休みです。背負ってきたお土産を取り出したザックは重さが半分になりました。
2ケ月前に訪れたせいかなんだか自分の家のようです。


バス停で待っていてくれたT1さん
右手しか映っていません




その後 招待所の部屋へ、今度も一人部屋で50元/日です。その後一人で派出所へ日本の清酒を持って挨拶へ。9月に会ったタイ族の所長に再会です。ここで来年のお祭り、花街節の開催日を聞いたのですが誰も知らないのでした。戛洒の町は9月の時とほとんど同じで、写真屋さん、冷飲店、銀行、米線屋、レストランなど懐かしい人と再会しました。相手も私を覚えていてくれて9月に撮影した写真を配って歩きました。特に写真屋さんには花腰タイ族の小姐の写真を貰ったのでT1さん,T2さん,T3さんの3人で撮った4つ切りを差し上げたところ大変喜んでくれました。

9月に大変お世話になったT2さんは現在 プロパンガス屋の店番をしていて9月の時のように自由な時間は無いようです。


冷飲店前にて





写真屋




夕食は市場にある9月に行った小飯店でT1,T2さん、招待所の出祖VCDさんの青年とでした。44元
明日は南恩滝へ出祖VCD屋の青年が頼んだ車で全員?で行く事になりました。
この日はバスに揺られて疲れていましたので早めに休みましたが今回もお湯が出ずでお風呂は無しでした。残念







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