■貴州省から広西チワン族自治区へ その2





●5日目 西江 鼓蔵祭へ





凱里賓館で黔東南中国CITSの万兆BINさんにお会いしました。彼は凱里の日本語ガイドで苗族だそうです。ちなみに貴陽の日本語ガイドは2社10名、凱里は2名だそうです。
8時に歩いて凱里賓館前の民族博物館へ。やはり1階は家具売場でした。2,3階の少数民族の展示場は今回は写真撮影OKでした。苗族の黔東各地域の衣装の違いも展示があったり、各少数民族の分布図かありました。この分布図の中で苗族の最北の居住地域が以前、張家界へ行く途中に寄った吉首の苗寨がその最北の地のようです。



民族博物館 苗族分布図
最北は湖南省 吉首付近





苗族 銅鼓





苗族衣装 黎平 浪董(浪は草冠有り)





同 凱里 舟渓





同 台江 施洞





同 雷山 桃江





同 雷山 西江





同 黄平





同 三穂 寨興





トン族衣装





蘆笙





蘆笙楽譜(榕江)




その後凱里の路上の自由市場へ行き子供達に配るグッズを買い集めました。ボールペンが1本2角、頭飾りが1元。凱里から西江へ行くには雷山まで行き、そこから少し戻るような形で西江に向かいます。雷山の郵電局招待所で昼食、ここから西江まで90分、砂利道を西江に2時頃到着しました。



凱里 自由市場



西江は川が蛇行した場所の傾斜地に中国最大の苗族の村落があり、ここで11月1日から13日まで鼓蔵祭が行われていました。1日目はお客が主人にお土産を渡し、2日目に主人がお客をもてなす。3日目から13日目には苗族の女性が着飾り踊るという日程だそうです。苗族の兆さんがこの辺りの事を解説してくれましたが、話し方といい、生活のベースが日本人に極めて近い雰囲気を持っていました。私のホームページに大変興味を持たれたので1部差し上げました。


雷山県 西江




鼓蔵祭の方は河原で闘牛があり、何頭かの黄牛がいましたが、時間もあまりませんので短時間で切り上げて村の中に入ってしまいました。後で聞いたところ暴走した牛が人間を突き上げてしまい、けが人が出たそうです。



闘牛





鼓蔵祭 準備



私は村の中で苗族の女性が銀の飾りを付けている家にお邪魔して着付けを撮影していました。大概は10代の女性なのですがどういうわけか年配の女性も着飾っている人がいて何かわけありなのかもしれません。





準備の出来た女性達が村の中心の広場に段々と集まりだし、最後には200名ほどの女性が何重もの輪となってジャラジャラと銀の飾りがこすれ会う音を立てながら歩いて行きます。3月の郎徳の時の動きのある踊りはありませんが、これだけの銀の飾りをつけた女性の大群は圧巻です。


ここから鼓蔵祭

























ここから主会場

















メインストリート




広場はあまり広くないわりに参加者や見学者の数が多く、写真やビデオを持っているだけでも大変になってきました。適当な撮影場所もなくなかなか良い絵が撮れませんでした。そんな中を2時間ほどいましたが祭もたけなわの5時頃、凱里の町へ3時間ほどかけて戻りました。
途中 田舎の雑貨屋に寄りましたら大きな瓶に入った地酒があり、1碗5角という事で飲んでみましたが なかなか飲みやすく時間があれば飲み干す所でしたが 時間もなく一口でオシマイ。




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