■昆明 建水 昆明 西双版納 その2





●5日目 昆明から西双版納へ





7時半に臨安賓館を出発し、昆明に向かいます。ザクロを買った南庄で渋滞に入りました。道路沿いに市があるらしく渋滞しているので車から降りて歩いてみましたらこの小さな集落は建水で良く見かける一口豆腐の産地でした。道路脇にはその豆腐が入った箱が山積みでした。ひよっとしたらと思い道路脇の民家に入りましたらやはりその家でその豆腐が作られていました。大豆の臭いと大きな木組みに布が貼ってありそこへ液体となった豆腐を入れていましたので急いでビデオを撮らせてもらって車へ。



南庄 豆腐づくり



通海も見学する予定になってしましたが天気も雨でとても見学する状態ではないのでパス。玉渓にはお昼に到着、往路と同じ場所で昼食です。その後、天気も悪く、夕方昆明から西双版納への飛行機に乗りますので一路  昆明へ向かいました。 3時半に昆明に到着、かえって早くついてしまったので時間があります。そこでショッピング、漢方薬の販売等、本来ユーラシア旅行社では無いはずのものがありました。

夕食後、定時に飛行機は西双版納へ離陸。40分ほどで景洪の空港に到着、こちらは雲はありますが雨は降っていませんでした。スーツケースも無事にトラックに積まれています。こちら西双版納のガイドは玉さんというタイ族の若い女性で日本語が出来るのです。聞けば日本人観光客が外国人では一番多いという事でその為に北京に日本語の研修に2年行ったという事で私には昆明以外のガイドさんで初めての日本語を聞くことが出来て感激です。
飛行場から景洪の街までは以前と違い、立派な道路が4月に出来ていて10分間でホテルに到着しました。午後10時に街に出てみましたが以前は版納賓館前の通りが賑やかだったのですが今は泊まった皇冠大酒店の前の通りの方が賑やかでこの道には西双版納歓迎の巨大な照明がついたゲートがあり、もう景洪は田舎ではないと宣言しているようでした。(でやはりもう田舎ではありませんでした 漢族化した観光地と拝金主義があふれていました)



景洪 タイ族の日本語ガイド 玉さん





景洪の観光用ゲート






●6日目 カンランバーと熱帯植物園





6時半より皇冠大酒店の前から版納賓館方面に輪タクで向かいました。やはり1日中 女性が輪タクを走らせている街は安全のようです。ただし漢族の女性のみ。輪タクの側面には1公里いくらと書いてあるのですが外国人の私たちには10倍ぐらいふっかけてくる人もいて、その点では他の街と同じようでした。毎朝6時頃夜が明け、夜の8時頃暗くなるようですが中国西部の街らしく全体に夜型の街で6時では輪タクとタクシーばかりで人通りがほとんどありません。版納賓館前は以前とほとんど同じでそこからホテルに引き返し朝食です。



景洪 メコン川



9時にカンランバーに向けて出発、瀾滄江を渡って暫く行くと白タクのチェックという事で渋滞していました。無免許で観光業は出来ないようです。40分間ほど雨期で増水した瀾滄江と平行して走りカンランバーの自由市場に到着。ここで紫餅米を探しましたが3月頃でないと市場には無いという事で断念、やはり生産量は少ないのでしょう。やはり2度目となると感激も薄れ、何も買わずに次のおみやげ物屋へ。(トイレ休憩というおみやげ物屋が多い)建物に入るのも嫌なので道路に出てました。次はタイ族の民家という事で行きましたが実体は民家+お土産もの屋でした。民家の2階に上がり見学、帰ろうとして車まで戻ろうとすると見学したタイ族の家とは道路をはさんで反対側の家に寺で修行をして帰ってきたと思われる少年僧が橙色の衣を来てオートバイに跨っていました。その少年僧とオートバイの対比が面白くてビデオへ。中国の農村も段々と豊かになってきているようです。その家の前にはタイ式のきちんと仏塔の形をした井戸があり、日本の添乗員がゴミ入れと勘違いしていました。中国語が出来る人でも少数民族の文化には疎いようでした。私はその家にお邪魔したかった。



農貿市場入口





農貿市場





タイ族 民居お土産物屋





タイ族の井戸





修行もオートバイで




その後1時間ほどアップダウンのある丘陵地帯を東に走りモンロン「(孟力)崙」手前のホテルで昼食、胡蘆島の熱帯植物園には瀾滄江の支流の羅梭江を渡っていきました。雨上がりの中を植物園の中を歩いて見学、以前は吊り橋を渡って入ったのですが今は使っていないそうです。中は大きな植物園で方向感覚も判らなくなってしまいましたが 玉さんの後をついていきました。植物園は退屈です。帰りがけにジャスミンの花を発見、日本にいる時に太らないように毎日ジャスミン茶を飲んでいますが初めて 花を見る事が出来ました。



瀾滄江ビール





植物園





ジャスミン




ここから本来は景洪へ戻るのですが帰り道に基諾族の村へ寄ってほしいという参加者の要望があり、寄ってもらえる事となりました。(ただし漢族の運転手からは金銭の要求があったようです。 老外ツアー)植物園から北へ20分ほど走るとバカ村「巴(上+下)」です。地図では基許山の山麓辺りになるのだと思います。基許族は三一書房「西双版納 悠々ロングスティのすすめ」北山昌夫著に日本民族との関連についていろいろと書かれています。

村は道路から少し入った所にあり村人も農閑期なのかかなり家にいるようで お邪魔した家には15,16才の少年、少女が沢山おりました。家は高床式で簡易水道、そしてテレビもありました。服装も漢族風ではなく派手ではない洋服のようなものを着ていました。?? 突然お邪魔しましたが 皆さん機嫌良く迎えてくれてホッ。時間もそれほどありませんでしたので 基許族らしさは何だったのかよく判りませんでした。




バカ村「巴(上+下)」





バカ村「巴(上+下)」





バカ村「巴(上+下)」



2時間ほどで景洪に帰り、7時にホテルで夕食、その後町中に出てぶらぶらとしていました。ホテルの前の大きなゲートがある通りを景洪南路といい、ここが街のメインストリートとなってしまい以前ほど 南国の少数民族というイメージは湧いてきませんがそれでもタイ族女性の姿があり健康的な美しさは健在です。レモンジュースを飲んでホテルへ。この夜は部屋のバスタブの排水かず止まるように修理してもらったのでやっと風呂に入れます。




●7日目 モンハイへ





今日は景洪から西のモンハイ「(孟+力)海」と景真八角亭です。前回はさらに先のモンコン「(孟+力)混」の日曜市に出かけたのですが残念ながら今回は最低限の場所しか廻らないようです。小雨の中を約40分でハニ族の巴拉村に到着。ここは河を吊り橋で渡って入ります。ガイドブックにも載っていて村の中でハニ族の踊りを見られるようです。橋を渡るともうお土産売りのハニ族の女性が後からついてきて彼女の家へ全員でお邪魔しました。
家族は8人ぐらいで子供が4人ほど 暗い2階に案内されて皆さんガイドさんを通していろいろ聞いてました。お婆さんだけ家の外にいてカメラを向けると嫌がります。小さな電灯が一つついていますがテレビはありませんでした。村の中には多くの若い男性がいましたが雨ですから手持ち無沙汰のようです。私たちのような観光客には慣れているようでした。しかし 残念ながら「踊り」は無し。 本当に必要最小限の事しかしないツアーです。



巴拉村入口





巴拉村





巴拉村




その後11時半にモンハイの街に到着ここでお昼まで自由市場で自由行動です。しかし雨がかなり降っていて 私の靴は水浸しです。ひこで自由市場の中の靴屋で穿いていた靴を処分して長靴、安い革靴、靴下を新調、全部で80元ほど、靴下以外は粗悪品の 典型的なものでした。自由市場は漢族とタイ族の女性がほとんどでたまにハニ族の女性を見かけます。昼食はモンハイの招待所です。丁度公安の接待にぶつかったようで招待所の庭は公安の車が何台も止まっていました。丁度GPSで位置測定をしていたのですが見つかって説明しても特にトラブルはありませんでした。



モンハイの自由市場の靴屋店頭





モンハイの招待所(昼食)




30分ほどで景真八角亭へ。ここで前回オミクジをしましたら悪い結果となりましたのであまり近寄りたくありません。どうしてもトイレに行きたくなりましたので八角亭の庭にビデオカメラを設置してトイレに行ってました。建物の内部にも入りましたが前回よりも綺麗に明るくなってしました。ここには修行僧もいるようで遊んでいました。何事も無く無事終了。
宝石屋のトイレ休憩をして景洪へ 2時間。




景真八角亭





景真八角亭





景真八角亭のウラ



6時より版納賓館隣の泰食美食村という一角があり 竹葺きのいくつかの建物とその建物の中心にステージがあり食事をしながら西双版納の踊りを鑑賞するようになっていました。ここでの食事も日本人に合うようですし、私たちの世話をしてくれたタイ人の女性の美しさはびっくりしました。その後 ステージで1時間ほどショーがありました。雨でしたが全て 屋根有り。
以前は曼聴路のレストランでしたがこちらの方が広くでずっと良いと思います。やっとこのショーを見て西双版納に来たのだという実感が湧いてきました。



版納賓館 泰家美食村





版納賓館 泰家美食村





版納賓館 泰家美食村




その後 急いでホテルに帰り民族風情園に数名とタクシーで出かけます。こぢも夜間、ショーがある事は入り口にも書かれています。しかしいくら待っても開園しません。100名程度の人が入り口て待っていましたが結局1時間ほど待っても真っ暗なままで引き上げました。やっぱりここは中国です。

ホテルに戻り、再度版納賓館まで輪タクに乗り、版納賓館の中を歩いてみましたが以前と内部は変わっていないようです。版納賓館前のカセット屋でカセットと西双版納のビデオCDを購入。このビデオCDは日本に帰国して毎日のように見ていました。内容は 素晴らしい出来映えで西双版納の各地で民歌に併せて女性が踊ります。曲の方がカセットに無い物ばかりで十分堪能出来ます。しかし種類は1枚だけですので間違って購入する事は無いでしょうが中国のビデオCDは日本で見るには問題が発生する可能性がありますので自信の無い方にはお勧め出来ません。





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