■海のシルクロードと海南島
その 3
●6日目 広州 海南島−海口
ホテルから朝食分の弁当を持って白雲飛行場より中国南方航空で、海南島の海口に向かいます。国内線にしては珍しく空席がありました。
広州 白雲飛行場から海南島へ
海南島 海口空港
海口空港は雲南省のシーサンパンナと同じく南方系の建物の作りで鉄筋作りですが、日本でいう切妻のスタイルです。空港から直接 市内の五公祠に向かいます。
五公祠は海南島に流された清廉な五人の役人、李徳裕、李綱、越鼎、李光、胡銓が奉られている所で、又、蘇東坡を奉る蘇公祠もありました。
この五公祠の参道の両脇には椰子が植えられていて椰子の実が積み上げてありました。
五公祠
瓊台書院は瓊台師範学校の隣にあり、芝居の舞台になった場所で清代の海南島の最高学府跡です。100坪ばかりの2階建ての建物が残っています。
瓊台書院(けいだいしょいん)
海口から海南島を縦断する道路で海南島の中心部へ向かいます。屯昌県を経て昼食の楓木鹿場に寄ります。ここは鹿の牧場で、昼食にも鹿の料理がでましたが、味の方はよくわかりませんでした。?
午後、更に海南島を南下し五指山の近くの休憩所で小休止です。
休憩所 さとうきび
この五指山の見える休憩所から見える所に五指山希望小学校がありました。以前から「希望行程」の事は知っていましたが 実際に希望行程で作られた小学校を見るのは初めてでした。以下は帰国後その事を近所のBBSに書いたものです。
現在の中国の改革開放の歪みで義務教育を受けられず児童が労働力として使われるのを防止するために貧しい地域に 「希望工程」の寄付で小学校が建てられています。海南島の五指山の麓の観光みやげ物売場の近くに ピカピカの希望小学校が建っていました。みやげ物屋はホッ立て小屋です。
あそこで土産物を買うのなら直接 小学校へ行って寄付をしたかったのですが旧正月で休みでした。
現地のガイドはその小学校の説明などはしません。去年 NHKの衛星放送で希望行程についての番組があり、200元/月給の工場労働者が20元/月を出して学校に行けない子供の為に里親をやっているとの事でした。1元=13円
パック旅行に行くと自分が落としていく日本円が幾分でもそういう方面に流れていけばと思うけれど 観光産業とその従事者にばかりに流れ、そういった関係の人だけが 良い暮らしをしているように思えてなりません。
休憩所前の五指山希望小学校
五指山から更に南下し、山の中を通什市に向かいます。海南島の山岳部の唯一の市で少数民族が多いようです。
通什市街
この日の宿泊は通什ホイリディホテルという所で通什市街からちょっと離れた山の中にありました。ホテルの裏は渓流のある散策コースで時間があるので行ってみましたら、少数民族の女性がお土産を売ったり、竹筒に餅米を炊いて売っていました。2元中国の米飯は、美味しい米飯に慣れた日本人には食べにくいものがありますがこの餅米はそのままでも美味で、ここでもご飯前なのに モリモリと食べてしまいました。
竹筒で炊いた餅米 ホテル裏
このホテルでの夕食で日本からの添乗員のガイド嬢?が ここの黎族の作る地酒を出してくれ、なかなかの美味でしてので 私も仕入れてしまいました。2,3日間、食事になるとツアー参加者、全員で飲んでいました。
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