■広州 桂林へ
その二







3日目 広州へ




桂林から広州へ戻ります。桂林両岸空港へ向かうマイクロバスはみぞれの中を進みます。この日もホッカイロがとてもありがたく感じました。帰国後知ったのですがこの日は昆明も大雪だったそうで交通機関が麻痺したそうで桂林は無事でした。桂林からは南方航空で定刻に広州へ。機内のお客さんは半分以下でした−国内線でこんなにガラガラな便は初めてです。チケットは団体割引の1割引程度の価格でした。

11時頃広州に到着、その足で六榕寺へ。ここは初めて訪れるお寺です。境内には大きな八重の塔があるのですが残念ながら工事中で登れませんでした。

その後 昼食は宿泊ホテルである華夏大酒店です。ここは中国旅行社の経営なのだそうです。七年前最初に広州に来たときもここに宿泊しましたが以前より周りもずっと開けていました。前回の時はホテルの周囲が暗くて大変恐かったのが忘れられません。
お昼は点心と麺でした。

午後の最初は初日に行かなかった中山記念堂、もう何回来たことでしょう。(割愛)


最近出来たばかりの広州の環状高速を使って清平路へ。ここは「4つ足で食べないのは机だけ、飛んでいるもので食べないのは飛行機だけ」という市場ですからなんでも売っていますので臭いも強烈で前回も気持ちが悪くなってしまったのですが今回はハンカチを鼻に当てて歩いていました。春節も近いせいか大変な賑わいでした。帰りに春節の時に子供にあげるお年玉の赤い袋を仕入れました。
この袋は中国でお世話になった方へのお礼や結婚式のお祝いを入れる為にかなり必要になります。

一旦 ホテルにチェックインしてから夕食の広州酒家へ、この時の食事がこのツアーの食べる方のメインの食事なのでここは大満足の夕食でした。1人の小姐が全ての面倒をみてくれ、サービスの面でも参加者納得でした。帰りにはその小姐が車まで送ってくれました。
私はいつもパック旅行でもテーブルについて、参加者の食事の面倒をよく看てくれる小姐にはチップを上げています。他の参加者の方はチップを上げる事に驚いている方がいるのですが、テーブルについて面倒を看てくれる小姐のかいがいしく働く姿はいつも感動を覚えます。パック旅行で看る事の出来る中国人の一番の働く姿だと思います。

ホテルに帰ってから参加者のほとんどでホテルから夜の街に出てみました。7年前は薄暗くて恐かったのですがかなり明るくなっていてマクドナルドもあり、安心?して歩けました。セブンイレブンとみんな2元ショップに行き、最後にマクドナルドでアイクリームを食べてホテルに戻りました。

この日、広州ではお土産もの屋は4軒ほど寄ったのですがあまり気にしないようにしていましたので正確には覚えていません。一切 連れていかれた所では買い物はしていません。







4日目 広州から日本へ




午後3時の関空行きの飛行機で帰国ですので時間はかなりあります。まず越秀公園の鎮海楼へ、内部が新しくなり展示も綺麗になりました。しかし5階が全てお土産売場となりました。

2ヶ所ほどお土産屋に寄って昼食です。伴渓酒家という老舗でした。このレストランの周りには春節の為の金柑の鉢植えが大量に売られていました。
(伴渓の伴は サンズイの伴です)

広州白雲飛行場、関空、羽田と予定どうり帰国し無事終了。JASの機内食は帰国便の方が味、ボリューム共 良。

お土産屋に数多く連れて行かれる事だけはつらいものがありますが、ご飯は美味しい、価格は安く、たまにはいいのでは。
ただし 毎度の事ですが広州の日本語ガイドの質は多分中国で最悪だと思います。向銭看そのもので聞かれもしないのに家族の給料はイクラという話を延々としています。又帰国時に白雲飛行場に向かう車中で中国人の日本旅行の話題になり、中国人が日本観光が可能であると話ているので今は禁止であると私が言うとむきになって北京・上海・広東に住んでいればOKと言うのです。私もそんな事で口論しても仕方がありませんので黙っていました。
(それから8ケ月後の2000年9月 中国人の日本観光が許可されました。)
とにかく犯罪発生率といい広州に良いイメージはありません。中国の犯罪のかなりの部分は経済的な貧しさからくるものがあると思います。しかしこの広州の犯罪はその中国の中でもかなりの人々が小康の状態であるにも関わらず起きているように思います。
広州より遥に貧しい貴州の田舎では犯罪に対する用心はほとんど必要ないのですが、広州へ来ると常に周囲に気を使い、犯罪被害に会わないように注意していなければなりません。

広州と雲南の戛洒は同じ国とは思えません。本当に中国は広いと思います。





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