■広州 桂林
その一






■広州 桂林へ




 1993年の10月にこの桂林(離江下り)をしているのですが 離江下りの素晴らしさが忘れられずチャンスがあればもう一度行きたいと思っていましたが この冬の離江下りの費用がとても安かったので6年ぶりに参加しました。3泊4日で7万円です。

前回はビデオの撮影も8ミリのノーマルビデオカメラが発売されて間もない頃でしたので離江下りの4時間をほとんど撮影したのですが、画質的にはとても満足の出来るレベルではありませんでした。今回は去年の暮れに購入したキャノンのDM-XV1があり満足の出来る画質となると思います。





1日目 広州、桂林へ



今回は、日本エアシステムで羽田−関空−広州線です。この路線に乗るには朝6時半に羽田に集合ですので今回も真っ暗な内から家を出て羽田に向かいました。
参加者は全部で11名、羽田からは10名、関空から1名という事で集合し、阪急の社員の挨拶を聞いていつものように関空へ向かいます。パック旅行で初めて、JASのマイレッジの登録が出来ました。添乗員無しですが中国側は通しのガイド有りという事でした。

関空では土曜日にも関わらず出国審査も含めて広州行きの飛行機の搭乗ゲートまで20分で到着してしまいました。20分ほど遅れて離陸し、JASのなかなか良いサービスに満足しつつ定刻に広州着、入国審査は私ともう一人の方が個人ビザでしたが全員自力で通過しました。今回は女性6人組の参加者がいて、中学の同級生のグループがオバサンになった今でも一緒に海外旅行をしているのだそうです。

広州では広州中国旅行社の張さんというオジサンです。着いて挨拶の後はすぐに「私が両替をするから」という事で円と元のキャシュの個人両替をしていました。私はT/Cでしたので国際線の所で両替をしたかったのですが無視されてしまいました。
夕刻に桂林への飛行機に搭乗ですので時間がありますので中山記念堂へ行くはずでしたが中山記念堂は何か催し物があって使用されているので陳氏書院へ。以前は陳氏書院の周りはかなりゴミゴミしていたのですが入口の所が公園になっていてすっきりしてしまいました。陳氏書院についてはあまりにもメジャーなので割愛します。
その後、流花賓館の反対側のお土産屋に連れていかれましたので私と中国に30年近く駐在されていたご夫婦と駐車場で時間を潰していました。今回はあまりにも安い費用ですので お土産物屋に連れて行かれる事は判っていましたので諦めて参加しています。
道路の歩道に出て道路をビデオを撮っていましたら 公安から撮影するなと言われてしまいました。どうも流花賓館にオエライさんが来ていたのかもしれません。
このお土産物屋で判子を頼んだ人がいたようです。

夕食後、広州白雲飛行場へ。ここで張さんが空港税の50元を集めましたが 私が元を持っていなかったらどうするのでしょう?。 広州のガイドの頭の中はお金の事しか無いようできちんと両替をさせません。
又 今回は通しのガイドは無いそうで羽田の阪急の社員の説明はなんだったのでしょう?11名でなんとか国内線の待合い室まで到着し、南方航空の6時の飛行機を待っていました。待合い室からバスに乗って機体まで移動ですが 6人組の女性の人が突然大声を出して隣りの男性に抗議しています。彼女の小さなバックからカメラを抜き出したのだそうでそれに気づいた彼女が大声を出したようです。同行していた彼女の同級生?が犯人の男性がカメラを手に持っていたのを見ていますので間違いないそうです。私はその犯人がそれほど暴力的ではないと感じましたので証拠としてビデオカメラで撮影してしまいました。

その内にバスは機体に到着してしまいましたが、カメラも戻ってきて、それ以外の損害も無い事がわかり公安に突き出すと 被害者の私たちもこの飛行機に乗れなくなってしまいますので犯人を放免する事になりました。春節も近くなり、元々、治安の悪い広州ですがやはりという出来事でした。40分ほど離陸が遅れましたが無事 桂林に到着。

桂林の空港は以前と異なり桂林の西に移動して市内まで有料道路が出来ていて30分ほどで市内に到着です。桂林のガイドさんは30才過ぎの高さんで5才のお子さんがおられるとの事、なかなか感じの良い方でした。私たちの乗ったマイクロバスはホテルへ向かうのかと思ったのですが市内の別のホテルに入り 又夕食でした。

宿泊するホテルは桂林のホリディインだったのですが「桂林賓館」に到着してしまいました。しかしここがホリディインだそうで、12月に香港資本に変わり名称も変わったのだそうです。中の設備等はまだホリディインのまま・・・・







2日目 離江下り




天気はあまり良くなく曇り空の中、朝7時40分桂林賓館を出発し、芦笛岩へ。8時少し過ぎに到着しました。ここは前回も訪れた鍾乳洞であまり覚えていなかったのですが規模は小さいのですが 中の景観は小さく形良くまとまっていておりました。ただここも中国によくある鍾乳洞で「あの岩は**に見える」というおきまりのパターンでした。

30分ほどで見学終了。その後マイクロバスはかなりのスピートで離江下りの船着き場、竹江に向かいます。9時半の出航だそうでかなりの荒い運転でぴったりに竹江に到着です。埠頭まではお土産売場の中を通過していくのですが 桂林のビデオCDが売られていたので値段を聞いてみましたら200元/2枚という事で通り過ぎようとしたのですがしつこく最後に50元でOKという事で歩きながら購入してしまいました。それでもなんだか高いような?

埠頭も綺麗になっていて危険も無く観光船に乗船。しかし前回は100隻以上の離江下りの船がいたのですが今回は10隻ぐらいしか見えません。季節が悪いのでどこかへ行っているのでしょうか?
船内は私たちのグループともう一つの奈良のグループでほぼ一杯です。私は荷物をもってすぐに2階へ上がり、三脚を用意して撮影を始めました。離江の水量はやはり乾期のこの季節は、かなり少なく 前回よりもずっとゆっくりしたスピードで下っていきます。
船の上は風もありかなり冷たくホッカイロでとても助かりました。離江の景色は冬季の為緑が少なく全体的に白黒の世界でした。やはり離江下りは秋が良いと思います。水量もほどほど、緑も綺麗な季節はそれなりの価格になりますから仕方がありません。

両岸には離江下り特有のカルスト地形の山々が続きます。 私の場合 何故かこの中国南部のカルスト地形のある場所ばかりを歩いているように思います。あとは雲南省の元江(紅河)の近辺ばかり・・・・・

2時間ほどで提楊の港に接岸、ここで私たち以外のグループが降りて別の日本人のグループが乗ってきました。港には観光客目当てのお土産売りが大挙してやってきますが買い物をする人は皆無。
乗ってきた日本人グループは農協の金融関係のグループだそうで 飲み放題なんだそうです。それでも業界再編成という事で大変なんだそうです。

離江の左岸には「桂林CITS国際希望小学校」が見えました。言葉無し

昼頃 昼食、これがなかなかの量と味で前回とは大違いでした。満足!
周りの景色はこの提楊と興坪の間の景色が一番素晴らしいようですが ご飯の時間でした。

しかし私たちが乗った船の船足は遅く終点、陽朔には午後4時という事で6時間半も乗っている事になります。私はこの船に乗ることだけが目的ですからとても満足なんですが飽きてしまった人もいるようです。食後、2階で景色を眺めていると初めて離江下りした時は感激した景色も何か色あせて見えてしまいます。先月は貴州省西方の万峰林を見てしまいましたのでよけい感激はありません。それでも ボーッと船下りをしていると とても落ちついた気分になります。

午後2時半頃 興坪の港に接岸、ここで農協の方は降りてしまい残った私たち11名で貸し切りとなってしまいました。ここ興坪で降りて見学出来れば素晴らしいのですが残念です。(キャラバントラベルの裏桂林のツアーならと思うのですが費用が3倍です) 私たちの乗った船の操舵手?はまだ新米だったようでこの興坪の港に接岸する時に既に接岸している船に何度もぶつかり、離岸すると今度は浅瀬の砂利を何度も舟底でゴリゴリとやっていました。6時間半の間に離江の水量が少ないので何十回と砂利と舟底がゴリゴリと音を立てていました。ガイドの高さんは私たちで貸し切りになった船を興坪に戻してそこから桂林に戻るつもりだったようですが 参加者が終点まで行きたいという事で当初の予定どおり、陽朔へ向かいます。(多分 早く桂林に帰るとお土産物やが待っているのでしょう)

興坪から終点の陽朔までの間はカルスト地形もそれほど見えずのどかに下っていきます。午後4時に陽朔着、竹江まで乗ってきたマイクロバスが来ていてそれに乗り桂林まで もどり、途中1ケ所お土産物や寄り、夕食は桂林のCITSの経営するレストランへ。

その後 やっとホテルへ。乾期は離江下りのスピードが遅いので時間が掛かります。 この晩はホテル近くの劇場で歌+雑技があるという事で希望者のみ参加です。ビデオ撮影可という事で私も参加です。200元1時間半





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